💡 この記事でわかること
高知県の空き家事情を「補助金・解体費用・売却相場・空き家バンク・移住活用」の6軸でまとめた2026年最新ガイドです。県内9市町村の解体・改修補助金は公式情報から具体額・URL付きで掲載。「相続したけど現地に行けない」「売れる物件かどうか分からない」という県外オーナーの方は、最後の「LINE で藤本に一言相談」までご活用ください。
高知県は、空き家率の高さで全国上位の常連です。総務省の最新統計では空き家率20.3%(全国5位)、特に「使用目的のない放置空き家」の割合は12.9%で全国2位。「実家を相続したが県外に住んでいて動けない」「両親が亡くなって誰も住まなくなったまま10年以上経った」といった相談が、藤本のもとにも毎月寄せられています。
このページでは、2026年度の最新補助金情報・売却相場・処分の流れを整理しました。県外在住オーナーの方が読み終えた時点で「次にどう動くか」が見えるよう、判断材料に絞っています。

高知県の空き家の現状(数字で見る2026年)
総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査」によると、高知県の空き家事情は次の通りです。
| 指標 | 高知県 | 全国順位 |
|---|---|---|
| 空き家率(全体) | 20.3% | 5位 |
| 空き家数 | 78,700戸 | — |
| 使用目的のない空き家率(放置空き家率) | 12.9% | 2位 |
| 同・実数 | 50,100戸 | — |
前回調査(2018年)と比べて空き家数は 4,100戸増加。一方、放置空き家率は前回ワースト1位から脱却しました。県住宅課によると、これは「南海トラフ地震対策として老朽住宅の除却を市町村と一体で進めてきた成果」とのこと。
集積エリアとしては 四万十川流域(四万十町・四万十市)/室戸・足摺の海岸沿い/中山間部の集落 が中心。これらの地域は移住者誘致と空き家バンクの登録が活発で、市場性のある物件は意外と早く動きます。
[出典: 総務省 令和5年住宅・土地統計調査 / 高知さんさんテレビ 2024年5月報道]

高知県で使える空き家補助金(市町村別・2026年版)
高知県独自の解体・改修補助は公開されていません。県は市町村実施分を取りまとめる立場で、実際の補助金は 市町村ごとに窓口・上限額・条件がまったく違います。
⚠️ 補助金は予算枠と先着順が基本
多くの市町村で「年間〇件まで」「予算上限に達し次第終了」「年度ごとに条件変更」が一般的です。下表は2026年5月時点で確認できた最新情報ですが、申請前に必ず**市町村窓口の最新告示**をご確認ください。
主要9市町村の解体・改修補助金まとめ
| 市町村 | 解体補助 上限 | 改修補助 上限 | 移住者向け補助 | 公式URL |
|---|---|---|---|---|
| 高知市 | 約164万円(老朽住宅等除却事業・避難路沿道や密集地条件あり) | — | — | 高知市公式 |
| 南国市 | 約92万円(老朽住宅除却・S56年5月以前築) | — | — | 南国市公式 |
| 四万十市 | — | 270万円(移住者向け住宅リフォーム・補助率10/10) | 単身60万・2人以上世帯100万+子加算 | 四万十市公式 |
| 宿毛市 | 160万円(危険老朽空き家除却・受付5/1〜6/30) | 約186万円(移住者向け) | 別途 | 宿毛市公式 |
| 土佐市 | 100万円(避難路沿道や密集地・受付4/21〜12/28) | — | — | 土佐市公式 |
| 香美市 | 約164万円(緊急輸送道路・避難路沿道) | あり(移住者向け・要問合) | 定住推進課 0887-53-1061 | 香美市公式 |
| 香南市 | 約164万円(危険廃屋解体撤去事業) | 約186万円(空き家バンク登録物件)+家財処分20万 | 先着順 | 香南市公式 |
| 室戸市 | (明示なし) | 240万円(補助率10/10) | 家財処分10万 | 室戸市公式 |
| 安芸市 | 老朽住宅100万・空き家90万 | — | — | 安芸市公式 |
- 改修補助の実施市町村:13市町村
- 危険空き家の解体補助の実施市町村:18市町村
- 家財処分補助の実施市町村:8市町村
上表以外の市町村にも制度がある場合があります。物件のある自治体名 + 「空き家 補助金」で検索するか、藤本にLINEでひとことご相談ください。
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高知県ならではの空き家活用法(移住・古民家・二地域居住)
高知県は 県外からの移住受け入れに最も力を入れている県の一つです。令和5年度の移住者数は 1,437組/1,930人で、統計開始(平成23年度)以来の過去最多。県の産業振興計画目標1,300組を達成しました。
これは空き家所有者にとって「動かしやすい県」を意味します。具体的な活用ルートを3つ紹介します。
- ① 2段階移住制度:移住希望者が高知市の長期滞在施設「いっく」(1〜6か月利用可)に滞在しながら県内を巡って最終移住先を決定。所有者にとっては「現地見学が県内で完結する移住希望者」が次の入居者候補になりやすい仕組み。
- ② 四万十町「中間管理住宅」制度:町が空き家を借り上げて改修し、月1〜3万円台で移住者へ貸出。改修費は町負担、入居者は最長12年居住可能、12年後に所有者へ返還。「自費改修ゼロで貸せる」のが最大の魅力。
- ③ 県外テレワーク移住の地方創生移住支援金:単身60万円・2人以上世帯100万円+18歳未満1人につき100万円加算。移住希望者の経済的ハードルが下がるため、所有物件への入居決定がスムーズに。
棚田・古民家といった「都市部では味わえない暮らし」を求める移住者層が一定数いるため、築古・山間部・集落の戸建てにも需要があります。これは高知県の大きな強みです。
[出典: 高知県 令和5年度移住実績 / 高知県空き家ポータル 事例集]

高知県の解体費用相場
高知県独自の解体費用統計は公表されていませんが、市町村の補助金で採用されている 「単位面積あたりの想定単価」 から逆算すると、おおよその目安が見えます。
| 自治体 | 木造解体の単位単価(補助計算基準) |
|---|---|
| 高知市 | 22,000円/㎡(坪換算 約73,000円/坪) |
| 南国市 | 33,000円/㎡(坪換算 約110,000円/坪) |
| 香南市 | 27,000円/木造㎡(坪換算 約90,000円/坪) |
全国の木造住宅解体費用相場は 坪3万〜5万円(30坪で90〜150万円、50坪で150〜250万円)で、2025年には2020年比で約11%上昇。高知の補助計算基準もこの全国相場の範囲内です。
ただし、実費は業者見積もりで大きく上下します。海岸沿いの塩害物件、山間部で重機搬入が困難な物件、付帯設備(井戸・浄化槽・倉庫)が多い物件は、坪単価で2〜3万円上乗せになるケースがあります。
[出典: 各市公式補助金ページ / 解体無料見積ガイド]

高知県の中古戸建て売却相場
高知市の中古一戸建ては アットホーム掲載ベースで平均1,790万円(直近3か月)。間取り別の相場は次の通りです。
| 間取り | 平均価格(高知市) |
|---|---|
| 2LDK | 2,100万円 |
| 3LDK | 2,580万円 |
| 4LDK | 2,299万円 |
| 5LDK以上 | 1,880万円 |
| 3K・3DK | 680万円 |
| 4DK | 865万円 |
| 5DK | 1,250万円 |
郡部の中古戸建ては 空き家バンク経由で数十万〜数百万円帯 が中心で、業者仲介なしの直接交渉物件が多いのが特徴です。
「売れる物件・売れない物件」の境目は、①築年数より立地(駅・スーパー・病院までの距離)/②水回り改修済か/③敷地形状(不整形地・接道なしは不利) の3点で決まります。
[出典: アットホーム 高知市相場 / LIFULL HOME’S 高知市]
高知県の空き家バンク
高知県の空き家バンクは、県・市町村それぞれで運用されています。
- 高知県空き家バンクサイト(at home提携・県全体ハブ): kochi39000.akiya-athome.jp
- 「高知家で暮らす。」(県UIターンサポートセンター運営の移住・住宅情報ポータル): kochi-iju.jp/house
- 高知県空き家ポータル(活用事例・FAQ集約): akiya-kochi.jp
県内で空き家バンク制度を運用している市町村は22市町村。それぞれ独自の登録条件・利用申込書があるため、まず物件所在地の市町村窓口に確認するのが確実です。
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高知県で空き家を相続・処分する基本フロー
高知県は 県外オーナー比率が高い県 です(公式統計は非公開ですが、人口流出率の高さから推定可能)。「親が高知に住んでいたが、自分は東京・大阪在住で実家に行けない」というケースが多発しています。
親や親族が亡くなり、空き家を相続したことを知る。
2024年4月1日から相続登記が義務化されました。相続を知った日から3年以内に法務局へ申請しないと、10万円以下の過料の対象になります。
現地に行けない場合、近隣の親族・地元業者・藤本などに依頼して「写真+簡易レポート」を取り寄せる。
売却(仲介・買取)/賃貸/空き家バンク登録/解体(補助金活用)/無料・有償引取 の中から、物件状態と所有者の希望に合うルートを選ぶ。
専門家(司法書士・税理士)と業者のネットワークを使って、最短2〜3ヶ月で完了。
⚠️ 「とりあえずそのまま」が一番危険
放置を続けて「特定空家」「管理不全空家」に指定されると、固定資産税の住宅用地特例が解除され、最大約6倍に増額されることがあります(2023年12月13日改正空家特措法施行)。さらに、近隣からの苦情、防犯リスク、解体費の値上がりリスクも年々増えています。
簡易な救済として 相続人申告登記(相続人であることを法務局に申し出るだけで義務履行とみなされる制度)が利用可能です。
[出典: 高知市建築指導課 / 高知地方法務局]

高知県の空き家相談先一覧
- 高知県 住宅課: 県の住宅施策・耐震化と一体の空き家対策の取りまとめ窓口。
- 市町村の建築指導課・移住定住推進課: 補助金申請・空き家バンク登録の実務窓口。
- 高知県司法書士会: 相続登記・名義変更の無料相談(要予約)。
- 高知県宅地建物取引業協会: 売却・賃貸の仲介業者選定の相談。
藤本(空き家処分・活用ナビ運営)は、全国の空き家所有者から個人ベースで相談を受けています。高知県の物件についても、これまでに「県外オーナー × 現地に行けない」ケースを多数対応してきました。
大手不動産業者が断る物件(築古・傾き・残置物多数・離島・山間部)こそ得意領域。LINE のひとことで OK、急かしません。状況整理から一緒に考えます。
💬 高知県の物件、まずは LINE で藤本に状況を伝える
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高知県の空き家でよくある質問
県外在住で物件を見に行けません。それでも相談できますか?
はい、むしろそういう方こそご相談ください。藤本が直接現地に伺うか、地元の連携業者から写真・簡易レポートをお取り寄せします。LINEで状況をお伝えいただければ、次に何をすべきか整理してお返事します。
四万十川流域の古民家、移住者向けに売れますか?
立地・状態・改修費の3点次第ですが、高知は古民家ファンの移住者が日本一多い県と言われており、市場性のある古民家は十分流通可能性があります。四万十町の「中間管理住宅」制度を使えば、所有者の自費改修なしで貸出できるケースもあります。
過疎地域の物件で「特定空家」に指定されると、本当に固定資産税が6倍になりますか?
はい、可能性があります。住宅用地特例(小規模住宅用地は固定資産税が1/6に軽減)が解除されるため、最大6倍まで増額されます。さらに「管理不全空家」(特定空家の一歩手前)でも同じ扱いになるよう法改正されました(2023年12月13日施行)。「使っていない」だけで放置している方は、早めの動き出しをおすすめします。
- まず空き家率・補助金状況を確認(このページの数字を保存)
- 物件所在地の市町村窓口に補助金を確認(年度更新あり)
- 物件状態を客観的に把握(県外なら写真+レポートを依頼)
- 売却・賃貸・解体・引取の選択肢を比較(藤本が一緒に整理)
- 動く(最短2〜3ヶ月)
「相続したけど、どこから手をつければいいかわからない」という段階で大丈夫です。状況整理から一緒に始めましょう。
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