💡 この記事でわかること
埼玉県の空き家事情を「補助金・解体費用・売却相場・空き家バンク・活用法」の5軸でまとめた2026年最新ガイドです。県内主要8市町の解体・改修・購入補助金は公式情報から具体額・URL付きで掲載。「相続したけど現地に行けない」「都心通勤圏だから売れると思っていたら接道が…」という県外オーナーの方は、最後の「LINE で藤本に一言相談」までご活用ください。
埼玉県は、全国でもっとも空き家率が低い県です。総務省の最新統計では空き家率9.29%(全国47位=最下位=最も低い)、前回調査から空き家数も約1.6万戸減少。「売れる県」の代表例と言えます。
ただし、その内訳は 明確な二極化。さいたま市浦和区・大宮区の都心通勤圏 vs 秩父市20.2%、寄居町14.9% と、同じ県内でも倍以上の差があります。「埼玉なら売れる」は半分正解、半分間違い。このページでは エリア別の判断材料を整理しました。
埼玉県の空き家の現状(数字で見る2026年)
総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査」によると、埼玉県の空き家事情は次の通りです。
| 指標 | 埼玉県 | 全国順位 |
|---|---|---|
| 空き家率(全体) | 9.29% | 47位(=全国でもっとも低い) |
| 空き家数 | 330,400戸 | — |
| 住宅総数 | 約356万戸 | 全国5位 |
| 前回(2018年)比 増減 | ▲約16,000戸 | (減少した県は全国でも稀) |
全国平均13.84%を 4.5ポイント下回り、空き家率は日本一低い水準。住宅総数が356万戸と全国有数の規模であるにもかかわらず空き家数が減ったという、ベッドタウンとしての底堅さを示すデータです。

集積エリア(空き家率の高い市町村トップ10)
| 順位 | 市町村 | 空き家率 |
|---|---|---|
| 1 | 秩父市 | 20.2% |
| 2 | 寄居町 | 14.9% |
| 3 | 熊谷市 | 14.6% |
| 4 | 小川町 | 14.4% |
| 5 | 坂戸市 | 14.0% |
| 6 | 毛呂山町 | 13.7% |
| 7 | 嵐山町 | 13.3% |
| 8 | 行田市 | 13.2% |
| 9 | 川島町 | 12.9% |
| 10 | 幸手市 | 12.4% |
逆に さいたま市浦和区・大宮区/戸田市/蕨市/川口市の駅近エリア は全国でも有数の低空き家率です。「県北・秩父・西武線奥地 vs 京浜東北・埼京・東武伊勢崎の通勤30分圏」の構図で、戦略がまったく違います。
[出典: 埼玉県 令和5年住宅・土地統計調査結果 / ダイヤモンド不動産]
埼玉県で使える空き家補助金(市町村別・2026年版)
埼玉県独自の解体・改修補助は公開されていません。県は 市町村実施分を取りまとめる立場 で、「住まい相談プラザ」での相談窓口紹介とポータル誘導が中心。実際の補助金は 市町村ごとに窓口・上限額・条件がまったく違います。
⚠️ 補助金は予算枠と先着順が基本
多くの市町村で「年間〇件まで」「予算上限に達し次第終了」「年度ごとに条件変更」が一般的です。下表は2026年5月時点で確認できた最新情報ですが、申請前に必ず**市町村窓口の最新告示**をご確認ください。川口市・秩父市など、年度途中で受付を締切るケースも多いです。

主要8市町の補助金まとめ
| 市町村 | 解体補助 | 改修・購入補助 | 公式URL |
|---|---|---|---|
| さいたま市 | 旧耐震×建替時:床面積1㎡あたり33,500円を限度に費用の23% | — | さいたま市公式 |
| 川口市 | 空家除却 上限100万円(費用の4/5または1㎡×25,000円のいずれか低い額) | — | 川口市公式 |
| 越谷市 | 空家除却 上限30万円 | 空家改修(活用)補助あり | 越谷市公式 |
| 熊谷市 | 老朽空家除却 上限30万円(費用の8/10または1㎡×2万円) | — | 熊谷市公式 |
| 春日部市 | 老朽空き家除却補助あり | 空き家リノベーション助成:バンク利用最大40万円/未利用20万円 | 春日部市公式 |
| 川越市 | 民間連携(クラッソーネ解体シミュレーター) | 住宅改修補助金(工事費20万円以上・市内業者) | 川越市公式 |
| 秩父市 | 空き家解体補助金(年度受付制) | バンク登録物件リフォーム 上限50万円(40歳未満60万円+子1人10万円加算) | 秩父市公式 |
| 所沢市・草加市 | 建物本体への解体補助なし(危険ブロック塀撤去のみ) | — | 各市役所建築指導課へ |
- 川口市は解体補助の上限が100万円と県内最高水準(密集市街地対策・防災が背景)
- 春日部市・秩父市は空き家バンク登録+リノベ補助のセットで移住誘致に注力
- さいたま市・所沢市・草加市は単純な解体補助なし(市場流動性が高いため建替え誘導が中心)
- 熊谷市・越谷市は30万円上限の解体補助で老朽空家の予防的除却を支援
解体したいなら川口・熊谷・越谷、活用したいなら春日部・秩父、と動き方が変わります。LINE で物件の所在地と状態を伝えていただければ、最適な制度をご紹介します。
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埼玉県ならではの空き家活用法(通勤圏・小江戸・秩父)
埼玉県の活用ルートは、エリアによって戦略が変わります。

- ① 都心通勤圏型賃貸(川口・戸田・蕨・さいたま市・草加・越谷の駅徒歩15分圏):京浜東北線・埼京線・武蔵野線・東武伊勢崎線で都心30〜40分。空き家率が極端に低く需要は強い。賃貸転用すれば早期に入居者が決まる可能性が高い。家族向け一棟貸し・3LDK戸建賃貸が手堅い。
- ② 小江戸・川越エリアの古民家リノベ活用:年間700万人の観光客が訪れる川越では、築100年級の蔵造り・古民家を「ゲストハウス×カフェ×店舗」に転用する事例が定着。東武鉄道と市が連携した蔵の宿泊施設化プロジェクトも進行中。弁天横丁のアーティスト誘致プロジェクトなど、行政・民間が活用ルートを整備している点が強み。
- ③ 秩父・西武線沿線の移住リノベ活用:秩父市は「ちちぶ空き家バンク」+リフォーム補助 上限50万円+若年移住者の家賃補助という三段構え。長瀞・横瀬・小鹿野エリアと合わせて、観光×二地域居住×移住のターゲットゾーン。所沢・飯能の西武線沿線では団地・古いベッドタウン戸建ての改修需要あり。
特筆すべきは 春日部市の空き家リノベーション助成。バンク登録物件であれば最大40万円、未登録でも20万円の改修補助が出ます。市内業者を使うとさらに加算という設計で、地域経済循環も狙った制度です。
川越市では市・東武鉄道・民間が連携した 「日帰り観光地からの脱却」プロジェクトが進行中。古民家・蔵を宿泊施設化する動きは、首都圏在住の県外オーナーが「活用ルートに乗せる」上で追い風になっています。
[出典: 秩父市移住サイト「暮らす秩父」 / 川越市公式]
埼玉県の解体費用相場
埼玉県は 全国平均レンジに収まる解体費 が定着しています。

| エリア | 木造解体 坪単価 | 30坪換算 |
|---|---|---|
| 埼玉県全体 | 30,000〜50,000円/坪 | 90万〜150万円 |
| 県南(さいたま市・川口市・草加市など密集地) | 40,000〜55,000円/坪 | 120万〜165万円 |
| 県北・秩父・郊外 | 28,000〜38,000円/坪 | 84万〜114万円 |
| 鉄骨造(30坪) | — | 150万〜250万円 |
| RC造(30坪) | — | 230万〜360万円 |
全国平均 坪3万〜5万円 とほぼ重なる相場帯。神奈川県(坪3.6万円)と比べると安く、東京都(坪4.5万円〜)と比べると明確に安い水準です。
県南で高めになる理由は4つ:
- 土地代が高く重機搬入用スペースが狭い(住宅密集地)
- 近隣との距離が近く防音シート・養生・近隣配慮工事が必要
- 廃材分別解体ルールが厳格(さいたま市・川口市は条例が厳しめ)
- 手壊しが多い狭小地が中心(とくに川口・蕨・草加の古い宅地)
裏を返せば、県北・秩父・西武線奥地の戸建てなら全国平均の下限レベル(坪3万円前後)で済む ケースが多いです。川口市の解体補助 上限100万円 を使えば、30坪の木造解体は実質負担ほぼゼロも視野に入ります。
[出典: 解体相談ナビ 埼玉県版 / 現場の窓口]
埼玉県の中古戸建て売却相場
埼玉県は 流動性が高く、価格も都心通勤圏ほど高め が特徴です。

| エリア | 中古一戸建て売却相場 |
|---|---|
| 埼玉県全体 | 約 2,580万円(築22年・延床98㎡・土地120㎡中央値) |
| さいたま市浦和区 | 約 7,170万円 |
| さいたま市中央区 | 約 6,488万円 |
| さいたま市南区 | 約 5,322万円 |
| さいたま市北区 | 約 5,193万円 |
| 川越市 | 約 3,509万円 |
| 県北・秩父エリア | 1,000万円台〜 |
都心通勤圏(さいたま市浦和・大宮・川口・戸田・蕨)は流動性が極めて高く、空き家化前に売却できる物件が多いのが埼玉の最大の特徴です。神奈川県全体平均(約3,780万円)と比べるとやや低めですが、浦和区7,170万円は神奈川県内平均を上回る水準。一方、県北部・秩父は売却までの期間が長く、空き家化リスクは存在します。
直近3年では埼玉県の中古戸建ては 上昇傾向 で推移しており、資産価値としても底堅い動きです。
⚠️ 浦和・大宮ほど「売れる」=「相続税が発生しやすい」
さいたま市の都心区(浦和・大宮・中央)は固定資産税評価額が高く、基礎控除 3,000万円+600万円×法定相続人数を超えやすいです。「売れるから安心」と思っても、相続税の準備は早めに進める必要があります。土地が広い(120㎡以上)旧分譲地の戸建ては、特に評価額が跳ねやすいので要注意。
[出典: SUUMO 埼玉県相場 / ダイヤモンド不動産]
埼玉県の空き家バンク
埼玉県は 県統合ポータルが無く、市町村単位での運営 が特徴。県南の都市部(さいたま市・川口市・戸田市・蕨市など)は 独自空き家バンクがありません。民間流通市場が成立しているためです。
- ちちぶ空き家バンク(秩父市): ちちぶ空き家バンク公式 — 県内最大規模の運営、リフォーム補助とセット
- 埼北空き家バンク(県北7市町連携): 熊谷市・行田市・加須市など広域連携で一括検索可能
- 春日部市空き家バンク: リノベーション助成と連動した制度設計
- 越谷市・川越市・寄居町・小川町・ときがわ町・越生町・東秩父村: 独自バンクを設置
- 埼玉県公式: 市町村空き家バンク一覧(県HP) から各市町村バンクへ遷移可能
都市部の物件は 空き家バンクではなく不動産仲介市場 での売却が現実的。県北・秩父・西武線奥地は空き家バンク+秩父市の リフォーム補助(上限50万円) や春日部市の リノベ助成(最大40万円) の活用がおすすめです。
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埼玉県で空き家を相続・処分する基本フロー

親や親族が亡くなり、空き家を相続したことを知る。
2024年4月1日から相続登記が義務化されました。相続を知った日から3年以内に法務局へ申請しないと、10万円以下の過料の対象になります。さいたま地方法務局が県内全域を管轄。
現地に行けない場合、近隣親族・地元業者・藤本などに依頼して「写真+簡易レポート」を取り寄せる。とくに秩父・寄居・小川町など県北山間部は冬季の積雪・凍結による劣化が早く、放置リスクが高い。
売却(仲介・買取)/賃貸/空き家バンク登録/解体(補助金活用)/無料・有償引取 の中から、エリア特性に合うルートを選ぶ。
専門家(司法書士・税理士)と業者のネットワークを使って、都市部なら最短1〜2ヶ月、県北・秩父は2〜3ヶ月で完了。
⚠️ 埼玉県の県南都市部は相続税が発生しやすい
さいたま市浦和・大宮・川口の戸建ては評価額が高く、基礎控除を超えるケースが多いです。**登記費用(登録免許税 = 評価額 × 0.4%)も都市部では数十万円**になることがあります。早めに税理士へ相談することをおすすめします。逆に秩父市・寄居町の山間部物件は評価額が低く、相続税は基礎控除の範囲に収まりやすい一方、買い手探しに時間がかかります。
簡易な救済として 相続人申告登記(相続人であることを法務局に申し出るだけで義務履行とみなされる制度)が利用可能です。
[出典: さいたま地方法務局 / 埼玉県住宅供給公社]
埼玉県の空き家相談先一覧

- 埼玉県住まい相談プラザ(JR大宮駅西口・電話 048-658-3017):空き家専門相談窓口あり、売却・賃貸・解体・管理の無料相談
- 埼玉県住宅供給公社「専門員による空き家相談」:宅建士・建築士・司法書士による個別相談
- さいたま市空き家ワンストップ相談窓口:さいたま市内の物件に特化
- 各市町村の建築指導課・住宅政策課:補助金申請・空き家バンク登録の実務窓口
- さいたま地方法務局:相続登記の支援・無料相談
- 埼玉県司法書士会:相続・名義変更の無料相談(要予約)
- 埼玉県宅地建物取引業協会:売却・賃貸の仲介業者選定の相談
藤本(空き家処分・活用ナビ運営)は、全国の空き家所有者から個人ベースで相談を受けています。埼玉県の物件についても、これまでに「県外オーナー × 現地に行けない」「都心通勤圏だけど狭小・再建築不可で売却に時間がかかる」「秩父の実家を相続したが買い手がつかない」「川越の蔵を活用したいがどう動けばいいかわからない」といったケースを多数対応してきました。
大手不動産業者が扱いにくい物件(築古・狭小地・接道なし・山間部・別荘地)こそ得意領域。LINE のひとことで OK、急かしません。状況整理から一緒に考えます。
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埼玉県の空き家でよくある質問
県外在住で物件を見に行けません。それでも相談できますか?
はい、むしろそういう方こそご相談ください。藤本が直接現地に伺うか、地元の連携業者から写真・簡易レポートをお取り寄せします。LINEで状況をお伝えいただければ、次に何をすべきか整理してお返事します。埼玉県は新幹線・在来線アクセスが良いので、現地確認も比較的スムーズです。
川口市や戸田市の戸建てなら売れますか?
立地・状態・接道条件次第ですが、川口・戸田・蕨は空き家率が全国でも有数に低いエリアです。京浜東北線・埼京線の駅徒歩15分圏なら、適正価格で売り出せば短期間で買い手がつく可能性が高いです。ただし接道のない狭小地・再建築不可物件は別問題。古い宅地分譲の旗竿地などは注意が必要です。状況を見せていただければ判断できます。
秩父や寄居の実家を相続したが買い手がつかない場合はどうすれば?
県北・秩父エリアは「需要はあるが供給過多」の典型ゾーン。ただし秩父市はちちぶ空き家バンク+リフォーム補助 上限50万円+若年移住者の家賃補助という制度が整っており、移住希望者向けに動かせるケースがあります。仲介ルートに乗せる前に、藤本に物件状態と希望をお聞かせください。「売る」以外に「貸す」「無償譲渡」「解体補助で更地化」など、複数の選択肢を比較してから動いた方が安全です。
- まずエリア特性を見極める(県南都市部 vs 県北・秩父・西武線奥地で戦略が変わる)
- 市町村の補助金を確認(県南=解体重視、県北・秩父=活用・移住、で性格が違う)
- 物件状態を客観的に把握(県外なら写真+レポートを依頼)
- 売却・賃貸・解体・引取の選択肢を比較(藤本が一緒に整理)
- 動く(都市部 1〜2ヶ月 / 県北・秩父 2〜3ヶ月)
「相続したけど、どこから手をつければいいかわからない」という段階で大丈夫です。状況整理から一緒に始めましょう。
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