💡 この記事でわかること
徳島県の空き家事情を「補助金・解体費用・売却相場・空き家バンク・活用法」の5軸でまとめた2026年最新ガイドです。空き家率は和歌山と並ぶ**全国ワースト1位(21.2%)**、ただし神山町のサテライトオフィス・上勝町のゼロ・ウェイストなど、過疎を逆手にとった**全国注目の活用先進地**を抱えるユニークな県でもあります。県内主要市町村の解体・改修補助金は公式情報から具体額・URL付きで掲載。「相続したけど四国まで行けない」「祖父母の古民家をどう処分するか」という県外オーナーの方は、最後の「LINE で藤本に一言相談」までご活用ください。
徳島県は、和歌山県と並んで全国でもっとも空き家率が高い県です。総務省「令和5年住宅・土地統計調査」では空き家率 21.2%、和歌山と同率で全国1位(=ワースト1位)。県内住宅の5戸に1戸以上が空き家という、全国でも特異な状況です。
ただし、徳島は単なる「過疎県」ではありません。神山町のサテライトオフィス集積、上勝町のゼロ・ウェイスト、三好市・祖谷渓の世界的観光資源——活用の最先端事例が同居しているのが徳島の面白さです。このページでは エリア別の判断材料を整理しました。
徳島県の空き家の現状(数字で見る2026年)
総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査」によると、徳島県の空き家事情は次の通りです。
| 指標 | 徳島県 | 全国順位 |
|---|---|---|
| 空き家率(全体) | 21.2% | 全国1位(和歌山と同率) |
| 全国平均との差 | +7.4ポイント | — |
| 狭義の空き家率(賃貸・二次的住宅除く) | 12.2% | 全国4位(鹿児島・高知・愛媛に次ぐ) |
| 5年前(2018年)比 | 大幅上昇 | (20%超えに突入) |
注目すべきは 「放置空き家(狭義の空き家)」の率も全国4位 という点。賃貸用・別荘を除いた「使われずに放置されている家」の割合が極めて高く、県外オーナーが管理に困っている物件が大量に存在する ことを示しています。

集積エリア(地域別の傾向)
| エリア | 特徴 | 空き家の主な型 |
|---|---|---|
| 徳島市・鳴門市・小松島市(東部都市圏) | 県人口の集中地、中古戸建て流通あり | 築古戸建て・郊外団地空き家 |
| 阿南市・吉野川市・阿波市(中部) | 半農半住エリア、農村集落 | 農家住宅・離れ・蔵 |
| 美馬市・三好市・つるぎ町(西部山間) | 祖谷渓・落合集落、急峻な傾斜地 | 茅葺き古民家・斜面集落 |
| 神山町・上勝町・佐那河内村(中山間) | サテライトオフィス・ゼロ・ウェイスト先進地 | 改修済み事務所利用・古民家活用 |
| 美波町・牟岐町・海陽町(南部沿岸) | サーフィン文化、海辺の古民家 | 海辺民家・漁村空き家 |
徳島の空き家問題は 「全県的に高い」のが特徴。都市部と郊外で二極化する関東圏と違い、徳島市内ですら20%前後の空き家率 が珍しくないのが県の特殊性です。
[出典: 総務省 令和5年住宅・土地統計調査 / ダイヤモンド不動産]
徳島県で使える空き家補助金(市町村別・2026年版)
徳島県は 県レベルでも「とくしま回帰」空き家情報バンク を通じて支援を提供し、市町村独自制度との二層構造になっています。県の 利活用最大320万円・解体最大80万円 という強力な補助が他県との大きな違いです。
⚠️ 補助金は予算枠と先着順が基本
多くの市町村で「年間〇件まで」「予算上限に達し次第終了」が一般的です。下表は2026年5月時点の最新情報ですが、申請前に必ず**市町村窓口の最新告示**をご確認ください。徳島県は「移住者向け」と「所有者向け」で制度が分かれるケースが多いので、自分がどちらに該当するか整理してから問い合わせるとスムーズです。

主要市町村の補助金まとめ
| 市町村 | 解体補助 | 改修・購入補助 | 公式URL |
|---|---|---|---|
| 徳島県(県レベル) | 老朽危険空き家除却 最大80万円(市町村経由) | 利活用 最大320万円(リノベ・改修) | とくしま空き家スタイル |
| 徳島市 | 危険廃屋解体 補助対象費の 2/5・最大30万円(旧耐震・評点0.7未満) | 住宅リフォーム支援(事前申込制・抽選あり) | 徳島市公式 |
| 鳴門市 | 老朽危険空き家除却 補助対象費の 1/2、特定条件で 4/5 | 移住者向け改修補助あり | 鳴門市公式 |
| 小松島市 | 令和6年度 老朽危険空き家除却支援事業(不良度判定経由) | — | 小松島市公式 |
| 阿南市 | 老朽危険空き家除却支援あり | 移住者改修補助あり | 住んでみんで徳島で! |
| 美馬市 | 老朽危険空き家除却支援あり | 空き家バンク登録物件のリフォーム 補助率2/3・上限40万円 /新婚世帯住宅取得 上限24万円 | 美馬市公式 |
| 三好市 | 老朽危険空き家除却支援あり | 移住奨励金(四国内10万円・四国外20万円)/改修補助 | 住んでみんで徳島で! |
| 神山町 | 老朽危険空き家除却支援あり | 空き家改修事業補助金(移住促進)/若者定住住宅新築等補助 | 神山町公式 |
| 上勝町 | 老朽危険空き家除却支援あり | ゼロ・ウェイスト連動型移住支援 | 上勝町公式 |
- 県の利活用補助 最大320万円は全国でも最大級。リノベ・カフェ転用・古民家宿等の活用なら最優先で検討
- 市町村の解体補助は徳島市30万円、鳴門市・美馬市等は1/2〜4/5補助。**併用可能なケースがある**ため整理が必要
- 神山町・三好市・美馬市は移住者誘致型の改修補助に手厚く、「自分が住む」ではなく「移住者に売る・貸す」前提で動かすと選択肢が広がる
「自分は使わない、でも壊すのも忍びない」というケースは、**移住者向け制度を活用した売却・賃貸ルート**が有力です。
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徳島県ならではの空き家活用法(過疎を逆手にとった先進事例)
徳島県の活用ルートは、他県にない独自性があります。「空き家率全国1位」を逆手に取った先進事例がすでに動いています。

- ① 神山町モデル(サテライトオフィス):四国初の全戸光ファイバー整備を背景に、IT系ベンチャーがサテライトオフィスを続々開設。古民家×ITの代名詞となり、美馬・三好・つるぎ・美波にも拡大中で事務所転用ニーズが既存市場として成立。
- ② 上勝町モデル(ゼロ・ウェイスト+葉っぱビジネス):人口1,500人の町が「ゴミゼロ宣言」「葉っぱを料亭に出荷」で世界的注目。空き家を活用したリノベ宿・体験施設が増加し、サステナブル志向の移住者・ワーケーション需要と相性が良い。
- ③ 西部山間モデル(祖谷渓・落合集落・かずら橋):三好市の落合集落は重要伝統的建造物群保存地区。茅葺き古民家の一棟貸し宿(Chiiori Trust等の先行事例)が成立し、海外富裕層からの引き合いも。
神山町ではNPO法人グリーンバレーが移住調整を担い、空き家マッチングが制度化されています。南部沿岸(美波町・牟岐町・海陽町)はサーフィン文化と海辺民家が結びつき、「海の見える古民家」一棟貸し が静かなブーム。徳島〜神戸はフェリー約3時間半、明石海峡大橋で関西から日帰り圏という立地が、関西移住者の受け皿 として効いています。
[出典: 神山町公式 / IDEAS FOR GOOD / 住んでみんで徳島で!]
徳島県の解体費用相場
徳島県は 全国平均よりやや安め〜同等 の解体費が定着しています。

| エリア | 木造解体 坪単価 | 30坪換算 |
|---|---|---|
| 徳島県全体(目安) | 約 30,000〜45,000円/坪 | 90万〜135万円 |
| 徳島市(市街地) | 約 35,000〜45,000円/坪 | 105万〜135万円 |
| 西部山間部(三好市・つるぎ町等) | 約 40,000〜55,000円/坪(搬入難で割高化) | 120万〜165万円 |
| 全国平均 | 約 40,000〜60,000円/坪 | 120万〜180万円 |
全国平均が 坪4万〜6万円 のなか、徳島は 坪3万〜4.5万円 が中央値帯。徳島市内の標準的な30坪木造なら 100万円前後 が目安です。
徳島で解体費用が変動する主な要因:
- **山間部の搬入難**:祖谷渓・神山・上勝の傾斜地は重機が入らず手壊しで**1.3〜1.5倍** に
- **アスベスト調査義務**:2022年以降、解体前調査・報告が全国必須化(追加 5〜20万円)
- **付帯物**:蔵・離れ・井戸・浄化槽の有無で +10〜30万円
- **接道**:四国の典型的な狭隘道路では小型重機限定で割高化
ただし徳島市・鳴門市・小松島市は 市町村の解体補助(最大30万〜80万円) が使えるため、実質負担は70万〜100万円程度 に収まるケースが多いです。
[出典: クラッソーネ徳島 / 各市町村解体支援事業要綱]
徳島県の中古戸建て売却相場
徳島県は 全国の中でもかなり安価な戸建て市場。「売れる県」とは言えませんが、相場感を把握しておけば値付けで迷いません。

| エリア | 中古一戸建て売却相場 |
|---|---|
| 徳島県全体(SUUMO 2024年10月時点) | 約 1,410万円(建物111㎡・土地198㎡・築32年平均) |
| 徳島市(2025年3月時点) | 約 1,398万円(建物107㎡・土地171㎡・築34年) |
| 徳島市3年平均(277件) | 約 1,737万円 |
| 鳴門市・小松島市 | 800万〜1,500万円 |
| 阿南市・吉野川市 | 600万〜1,200万円 |
| 西部山間部(三好市等) | 200万〜800万円(古民家ベース) |
| 神山町(サテライトオフィス需要あり) | 物件次第で500万〜2,000万円 |
2025年は戸建て前年比 +2.32%、土地 +6.54% と、徳島も上昇トレンド。
徳島で売却を考える重要点:
- 都市部(徳島市・鳴門市)は **流動性あり**、適正価格なら6ヶ月〜1年で買い手がつく
- 中山間(神山・上勝・美馬)は **移住者ターゲット**、空き家バンク+仲介の二刀流
- 西部山間(三好・つるぎ)は **古民家インバウンド需要**、ニッチ業者経由で動かす
⚠️ 「相続税より、売却額が解体費を下回るケース」に注意
徳島県は地価が低めなため、相続税基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人数)を超えるケースは少なめ。一方で **地方の戸建ては「売却額 < 解体費+諸経費」になりやすい**という課題があります。「売る or 解体する or そのまま」の判断には、必ず**ローカル業者の査定額**を取ってからの比較が必須です。
[出典: SUUMO 徳島県相場 / GMO不動産査定 / マンションレビュー]
徳島県の空き家バンク
徳島県は 「とくしま回帰」空き家情報バンク(県住宅供給公社運営)という県統合ポータルがあり、空き家バンク未設置市町村の物件も県が一括掲載 する全国でも稀な「県主導×市町村連携」モデルです。
- 「とくしま回帰」空き家情報バンク(県住宅供給公社): とくしま空き家スタイル — 県統合ポータル、利活用最大320万円・解体最大80万円の県補助と連動
- 独自バンク設置市町村: 鳴門市、阿南市、美馬市、三好市、勝浦町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、つるぎ町、上板町など
- 神山町: NPO法人グリーンバレーがマッチング調整
- 三好市: 移住奨励金(四国外20万円)+ 空き家情報登録制度
- 住んでみんで徳島で!(県移住ポータル):市町村別制度を一覧確認可能
徳島の空き家バンクは 「移住者誘致との一体運用」が最大の特徴。バンク登録=移住者マッチング=補助金活用 の3点セットで動く自治体が多いです。
💬 バンク登録の前に「藤本に物件状態を見てもらう」のもおすすめ
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徳島県で空き家を相続・処分する基本フロー

親や親族が亡くなり、空き家を相続したことを知る。
2024年4月から相続登記が義務化。相続を知った日から3年以内に申請しないと10万円以下の過料の対象に。徳島地方法務局が県内全域を管轄。
関西や首都圏から現地確認が難しい場合、近隣親族・地元業者・藤本などに依頼して「写真+簡易レポート」を取り寄せる。
売却/賃貸/空き家バンク登録(県320万円補助連動)/解体(市町村補助+県補助併用)/無料・有償引取 から、エリア特性に合うルートを選ぶ。
専門家と業者のネットワークを使って、徳島市内なら2〜3ヶ月、山間部・古民家は3〜6ヶ月で完了。県の利活用補助320万円を狙う場合は別途半年〜1年の調整。
⚠️ 徳島県は「売却額より解体費が高い」逆転現象に注意
西部山間や中山間では、戸建て売却相場200万〜500万円に対し解体費が **120万〜180万円** かかります。「手取りが少ない」「解体しても土地が売れない」という三重苦が起きやすいエリアです。**県の利活用補助320万円**を活用し、解体せず移住者向けリノベ・売却・賃貸する選択肢を藤本と検討する価値があります。
簡易な救済として 相続人申告登記(相続人であることを申し出るだけで義務履行とみなされる制度)も2024年4月から利用可能です。
[出典: 徳島地方法務局 / OAG税理士]
徳島県の空き家相談先一覧

- 徳島県住宅供給公社(とくしま空き家スタイル):県統合バンク運営、最大320万円補助の窓口
- 住んでみんで徳島で!:県の移住ポータル、市町村制度を一覧化
- 各市町村の建築指導課・移住推進課:補助金申請・空き家バンク登録の実務窓口
- 徳島地方法務局:相続登記の支援・無料相談
- 徳島県司法書士会:相続・名義変更の無料相談(要予約)
- 徳島県宅地建物取引業協会:売却・賃貸の仲介業者選定の相談
- NPO法人グリーンバレー(神山町):神山町・周辺中山間の移住・空き家マッチング
藤本(空き家処分・活用ナビ運営)は、全国の空き家所有者から個人ベースで相談を受けています。徳島県の物件についても「県外オーナー × 四国まで行けない」「祖父母の古民家を相続したが処分方法がわからない」「西部山間で解体費が売却額を上回る逆転現象に困っている」というケースを多数対応してきました。
大手業者が扱いにくい物件(築古・山間部・接道なし・茅葺き)こそ得意領域。徳島は 県の利活用補助320万円という強力な制度があり、これを活かせるかどうかで処分時の手取りが大きく変わります。LINE のひとことで OK、急かしません。
💬 徳島県の物件、まずは LINE で藤本に状況を伝える
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徳島県の空き家でよくある質問
県外(関西・首都圏)在住で徳島まで行けません。それでも相談できますか?
はい、むしろそういう方こそご相談ください。藤本が現地に伺うか、徳島の連携業者から写真・簡易レポートをお取り寄せします。関西からはフェリー(神戸〜徳島 約3時間半)や明石海峡大橋経由の高速バスでアクセスしやすく、現地同行もご相談可能です。
全国1位の空き家率ということは、徳島の家は売れないということですか?
半分正解、半分間違いです。徳島市・鳴門市の市街地は適正価格なら売れますし、神山町・三好市・美波町のような移住者ニーズが集まる地域では築古でもリノベ前提で買い手がつくケースが増えています。「徳島だから売れない」ではなく、「この物件が売れるか」という個別判断が必要です。
祖父母から相続した茅葺き古民家、どう処分すれば?
茅葺き古民家は解体すると300万円超かかる一方、古民家インバウンド需要では数千万円で動くケースもあります。三好市祖谷の「Chiiori Trust」のような先行事例があり、ニッチ業者ルートなら「処分する側が手取りを得られる」可能性が残っています。状態と立地次第で結果が大きく分かれるので、まず藤本にご相談ください。
- エリア特性を見極める(市街地 vs 中山間 vs 西部山間で戦略が変わる)
- 県の利活用補助320万円・解体補助80万円を最優先で検討(全国最大級)
- 市町村の補助金を併用(神山・三好・美馬は移住者向けに手厚い)
- 物件状態を客観的に把握(県外なら写真+レポートを依頼)
- 選択肢を比較(徳島は「解体費 > 売却額」逆転に要注意)
- 動く(市街地 2〜3ヶ月 / 山間部 3〜6ヶ月)
「相続したけど、四国まで行く時間も気力もない」という段階で大丈夫です。
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