温泉県 大分の空き家|由布院・別府の保養所跡と日田豆田重伝建を活かす

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💡 この記事でわかること

大分県の空き家事情を「補助金・解体費用・売却相場・空き家バンク・活用法」の5軸でまとめた2026年最新ガイドです。県内主要8市町の解体・改修・購入補助金は公式情報から具体額・URL付きで掲載。「相続したけど現地に行けない」「温泉地の保養所が空き家になった」という県外オーナーの方は、最後の「LINE で藤本に一言相談」までご活用ください。

大分県は、全国でも空き家率の高い県のひとつです。総務省の最新統計では空き家率19.14%(全国9位)、4年前より17,600戸も増加。九州内では鹿児島県に次ぐ高さで、「売れにくいエリア」と「売れるエリア」の判断が物件価値を左右する県と言えます。

ただし、その内訳は 強い二極化。竹田市30.43%・姫島村・豊後高田市の山間漁村部 vs 大分市中心部の住宅地、そして温泉県ならではの別荘・保養所市場という三層構造になっています。「大分なら売れない」も「温泉地だから売れる」も、半分正解、半分間違い。このページでは エリア別の判断材料を整理しました。

目次

大分県の空き家の現状(数字で見る2026年)

総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査」によると、大分県の空き家事情は次の通りです。

指標大分県全国順位
空き家率(全体)19.14%9位(=高い方から)
空き家数115,500戸
前回(2018年)比 増減+17,600戸(全国平均を上回るペースで増加)
九州内順位2位(1位 鹿児島県20.4%)

全国平均13.8%を5ポイント以上上回り、九州内では鹿児島に次ぐ高水準。温泉地の保養所・別荘の遊休化、山間部の農家住宅放置、都市部マンションの相続放置の3要因が重なっています。

大分県の空き家

集積エリア(空き家率の高い市町村トップ層)

順位市町村空き家率の傾向主な背景
1竹田市約30.4%(県内最高)中山間集落の古民家・農家住宅
2別府市高水準保養所・温泉宿廃業跡・老朽アパート
3国東市高水準六郷満山の里山集落・半島部漁村
4佐伯市高水準蒲江・米水津の漁村、離島(大入島等)
5豊後高田市高水準昭和の町以外の周辺集落
6日田市中〜高水準中山間(中津江・上津江)、市街地は豆田町の重伝建周辺
大分市県内では低水準中心部は流動性あり、郊外団地に偏在

逆に 大分市中心部(金池・春日浦・大道・明野) は中核都市の住宅需要があり、空き家率は県平均より大幅に低い水準。「都市部 vs 中山間・半島・漁村 vs 温泉地」の三層構図で、戦略がまったく違います。

[出典: 総務省 令和5年住宅・土地統計調査 / NPO法人空き家サポートおおいた / ダイヤモンド不動産]

大分県で使える空き家補助金(市町村別・2026年版)

大分県は 市町村ごとの空き家対策補助金が比較的整備されている県です。県は「おおいた暮らし」「おおいた移住手帖」を通じて全市町村の制度を取りまとめており、実際の補助金は 市町村ごとに窓口・上限額・条件がまったく違います

⚠️ 補助金は予算枠と先着順が基本

大分県内の多くの市町村で「年間〇件まで」「予算上限に達し次第終了」が一般的です。実際、中津市は令和7年度の受付が募集件数に達して終了済み(令和8年度の事前調査申請を受付中)。下表は2026年5月時点で確認できた最新情報ですが、申請前に必ず**市町村窓口の最新告示**をご確認ください。

大分県の市役所と空き家補助金

主要8市町の補助金まとめ

市町村解体補助改修・購入補助公式URL
大分市老朽危険空き家除却 補助対象工事費の一部空き家等利活用事業(旧 改修支援事業)あり大分市公式
別府市(直接除却補助は要問合)家財処分1/2 上限10万円/改修1/2 上限30万円/購入1/2 上限30万円別府市 / 大分県内対策一覧
中津市危険空家除却補助(令和7年度終了、令和8年度事前調査受付中)家財処分上限10万円/空き家改修上限50万円/Uターン住宅改修上限50万円中津市公式
日田市除却 1/2 + 除却費の8/10を対象 上限100万円(県内最高水準)改修補助あり(豆田町は別途景観整備補助)日田市 / 大分県内対策一覧
佐伯市解体補助 上限50万円離島は最大90万円(大入島等)移住者向け改修補助あり佐伯市 / 解体補助 解説
由布市老朽危険空き家除却 1/2 上限50万円由布院・湯布院エリアの景観配慮型改修支援由布市 / 大分県内対策一覧
国東市除却補助あり空き家バンク+空き店舗・空き工場バンク併設、起業者向け改修補助国東市 空き家バンク
宇佐市除却補助あり移住者向け改修・家財処分補助大分県内対策一覧
ポイント:大分県の補助金は「日田100万円」「佐伯離島90万円」が突出

  • 日田市の解体補助 上限100万円 は県内最高水準。中山間部の老朽空き家除却を強力にプッシュしています
  • 佐伯市離島90万円(通常地域は50万円)は、大入島・大島・屋形島・深島の離島空き家対策として全国でも珍しい高額補助
  • 別府市購入・改修・家財処分の3点セットで、温泉地への移住希望者を呼び込む設計
  • 中津市はUターン者向け改修補助 上限50万円を別枠で用意(一般空き家改修と併用不可)
  • 国東市は住居だけでなく空き店舗・空き工場もバンク化、起業移住に強い

解体するなら日田・佐伯離島、活用するなら別府・国東、Uターンなら中津、で動き方が変わります。LINE で物件の所在地と状態を伝えていただければ、最適な制度をご紹介します。

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大分県ならではの空き家活用法(温泉県・小京都・六郷満山)

大分県の活用ルートは、エリアによって戦略が大きく変わります。

大分県の空き家活用法
大分県の4つの活用ルート

  • ① 温泉地の保養所・別荘リノベ(別府・由布院・長湯):別府温泉は企業保養所の廃業跡が多く、源泉付き物件が中古市場に出ています。由布院・湯布院は景観条例が厳しい代わりにブランド価値が安定、ゲストハウス・一棟貸しに転用しやすい。長湯温泉(竹田市)は炭酸泉ブランドで湯治需要が安定。
  • ② 日田市豆田町の重伝建リノベ:江戸〜大正期の居蔵造町家が現存する国指定重伝建地区。「小京都」ブランドで観光宿泊・カフェ転用の需要が継続。日田市は景観整備補助を別途用意し、改修費の負担を軽減できます。
  • ③ 六郷満山・国東半島の里山活用:国東市・豊後高田市は仏教文化と棚田景観のセットでテレワーク移住の受け皿に。国東市は空き家バンク+空き店舗バンク+空き工場バンクの3本立てで起業移住者を呼び込んでいます。
  • ④ 佐伯・蒲江の漁村集落+離島:佐伯市の蒲江・米水津、離島(大入島・屋形島・深島)は漁村ステイ・ワーケーション需要あり。離島解体補助90万円を活用して土地化→売却もルートのひとつ。

特筆すべきは 大分県の「空き家マッチングチーム」。NPO法人空き家サポートおおいたが県から受託し、移住希望者の条件に合う物件を能動的に探索→所有者へ打診する仕組みを運営しています。「バンクに登録しても問い合わせが来ない」問題を県レベルで解決しようとしている、全国でも先進的な取り組みです。

別府市・由布市の温泉地では、廃業した温泉旅館・保養所の用途転換事例が増加中。源泉権の引き継ぎ可否、温泉法上の届出、共同湯利用権など、通常の不動産取引と異なる論点があるため、専門家を介した取引が必須です。

[出典: NPO法人空き家サポートおおいた / 大分移住手帖 / 日田市公式]

大分県の解体費用相場

大分県は 全国平均より割安〜同水準の解体費 が定着しています。広い敷地が多く重機が入りやすいため、手壊しが少なく追加費用も発生しにくい構造です。

大分県の解体費用相場
エリア木造解体 坪単価30坪換算
大分県全体約 30,000〜40,000円/坪90万〜120万円
大分市(30坪試算例)約 36,800円/坪約 110万円
別府市約 30,000〜38,000円/坪90万〜114万円
中山間部(竹田・日田奥地)35,000〜45,000円/坪(運搬費上乗せ)105万〜135万円
離島(佐伯市 大入島等)50,000〜70,000円/坪(船舶搬入)150万〜210万円

全国平均の 坪3万〜5万円 と比べてほぼ同水準。ただし2020年比で 約11%値上がり しており、人件費・廃材処分費の上昇が続いています。

コストを左右する主要因は4つ:

  • 敷地の広さと前面道路幅(重機搬入のしやすさ)
  • 中山間部は廃材運搬距離が長く、運搬費が10〜30万円上乗せされやすい
  • 離島は船舶輸送が必要で、坪単価が1.5〜2倍に
  • 温泉地(別府・由布院)は温泉配管・温泉櫓の撤去が別途発生する場合あり

裏を返せば、大分市・別府市・中津市の市街地戸建てなら全国平均レベル以下で済む ケースが多いです。佐伯市の離島物件は 離島解体補助90万円 を必ず確認してください。

[出典: 解体無料見積ガイド / クラッソーネ大分 / 解体の窓口]

大分県の中古戸建て売却相場

大分県は エリアによる価格差が大きく、中央値は全国下位 が特徴です。

大分県の中古戸建て売却相場
エリア中古一戸建て売却相場
大分県全体約 1,935万円(建物113㎡・土地225㎡・築31年)
大分市約 2,180万円(建物111㎡・土地217㎡・築30年)
別府市約 1,650万円(建物110㎡・土地179㎡・築41年)
由布市(由布院駅周辺)1,000万円台前半〜2,000万円弱が中心レンジ
日田市豆田町周辺重伝建指定で需給薄、景観配慮型リノベ前提価格
中山間部(竹田・国東・豊後高田)数百万円〜1,000万円台前半が主流

大分市の市街地は流動性が比較的高く、空き家化前に売却できる物件が多いのが特徴。一方、別府市は築年数の古い物件が中心(中央値築41年)で、リノベ前提か解体前提かの判断が分かれます。

注目は由布市。由布院駅周辺は観光ブランドで底堅い需要があり、空き家バンク登録物件であってもセカンドハウス・別荘・宿泊事業転用の引き合いが入ります。中山間部(竹田・豊後高田・国東)は売却までの期間が長く、空き家バンク+移住支援制度の組み合わせが現実的なルートです。

⚠️ 「売れない」と決めつける前に状態確認を

大分県の中山間部は売却まで2〜3年かかることも珍しくありませんが、空き家バンク+県の「空き家マッチングチーム」を組み合わせれば、想定外の移住希望者から問い合わせが入るケースがあります。「売れない」と諦めて放置すると、固定資産税の特定空家認定で**最大6倍**になるリスクもあります。

[出典: SUUMO 大分県相場 / SUUMO 大分市・別府市相場]

大分県の空き家バンク

大分県は 県統合ポータルではなく、市町村単位での運営+県マッチングチームによる横断支援 が特徴です。県内ほぼ全市町村(18市町村)で空き家バンクが運用されています。

大分県の空き家バンク窓口

  • 大分県 空き家マッチングチーム: NPO法人空き家サポートおおいたが受託、移住希望者と物件をマッチング
  • 大分市・別府市・中津市・日田市・佐伯市・臼杵市・津久見市・竹田市・豊後高田市: 各市独自バンク
  • 杵築市・宇佐市・豊後大野市・由布市・国東市: 各市独自バンク
  • 姫島村・日出町・九重町・玖珠町: 町村単位で運営
  • 国東市の特徴: 住居バンク+空き店舗バンク(2022年〜)+空き工場バンクの3本立て、起業移住者向け
  • 「おおいた暮らし」ポータル: 18市町村の移住・空き家情報を県が集約

中山間部・半島部・離島の物件は 空き家バンク+県マッチングチーム+市町村改修補助 の3点セットで動かすのが王道。市街地(大分市・別府市の中心部)は民間不動産仲介ルートのほうが早く決まる傾向です。

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大分県で空き家を相続・処分する基本フロー

大分県の空き家相続フロー
STEP1
相続発生

親や親族が亡くなり、空き家を相続したことを知る。

STEP2
相続登記の申請(義務化対応)

2024年4月1日から相続登記が義務化されました。相続を知った日から3年以内に法務局へ申請しないと、10万円以下の過料の対象になります。大分地方法務局が県内全域を管轄。

STEP3
物件状態の把握

県外居住で現地に行けない場合、近隣親族・地元業者・藤本などに依頼して「写真+簡易レポート」を取り寄せる。温泉地物件は源泉権・温泉配管の確認も必須。

STEP4
選択肢の比較

売却(仲介・買取)/賃貸/空き家バンク登録/解体(補助金活用)/無料・有償引取 の中から、エリア特性に合うルートを選ぶ。温泉地は宿泊事業転用も選択肢。

STEP5
動く

専門家(司法書士・税理士)と業者のネットワークを使って、大分市は最短2〜3ヶ月、中山間・離島は6ヶ月〜1年で完了。

⚠️ 大分県特有の論点:温泉権・景観条例・離島

温泉地物件は源泉権の引継条件(共同湯利用権、温泉配管所有権、温泉法上の届出)を必ず確認してください。由布院・湯布院は景観条例が厳格で、リフォーム・新築・看板表示に制限があります。佐伯市離島は解体補助90万円が利用可能ですが、運搬費が割高なため見積比較が必須です。

簡易な救済として 相続人申告登記(相続人であることを法務局に申し出るだけで義務履行とみなされる制度)が利用可能です。県内の中山間部では先祖代々の名義が変更されていないケースが多く、まずはこの制度で義務違反を回避し、その後に正式な相続登記へ進むのが現実的です。

[出典: 大分地方法務局 / NPO法人空き家サポートおおいた]

大分県の空き家相談先一覧

大分県の空き家相談先
公的な相談窓口

  • NPO法人 空き家サポートおおいた:県委託の空き家マッチングチーム運営、相談無料
  • 大分県「おおいた暮らし」ポータル:18市町村の移住・空き家情報を集約
  • 各市町村の建築指導課・住宅政策課・移住定住推進課:補助金申請・空き家バンク登録の実務窓口
  • 大分地方法務局:相続登記の支援・無料相談
  • 大分県司法書士会:相続・名義変更の無料相談(要予約)
  • 大分県宅地建物取引業協会:売却・賃貸の仲介業者選定の相談

個人で相談したい方へ

藤本(空き家処分・活用ナビ運営)は、全国の空き家所有者から個人ベースで相談を受けています。大分県の物件についても、これまでに「県外オーナー × 現地に行けない」「別府の保養所跡で温泉権の整理が必要」「竹田の山間集落で買い手がつかない」「佐伯の離島物件で解体費が見当もつかない」といったケースを多数対応してきました。

大手不動産業者が扱いにくい物件(築古・温泉付き・離島・中山間・接道なし・重伝建指定地区内)こそ得意領域。LINE のひとことで OK、急かしません。状況整理から一緒に考えます。

💬 大分県の物件、まずは LINE で藤本に状況を伝える

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大分県の空き家でよくある質問

県外在住で物件を見に行けません。それでも相談できますか?

はい、むしろそういう方こそご相談ください。藤本が直接現地に伺うか、地元の連携業者から写真・簡易レポートをお取り寄せします。LINEで状況をお伝えいただければ、次に何をすべきか整理してお返事します。大分県は地方空港(大分空港)+新幹線(小倉乗換)の二系統でアクセスでき、Mac から定期巡回しています。

別府の保養所跡を相続しました。温泉付きですが売れますか?

別府市は企業保養所の廃業跡が中古市場に出る独特の地域です。源泉付き物件はゲストハウス・一棟貸し転用の需要があり、適切なルートに乗せれば動かせます。ただし源泉権の引継条件、共同湯利用権、温泉法上の届出の確認が必須。通常の宅建業者だけでは扱いきれない論点が多いため、温泉地案件の経験がある専門家を介して進めることをおすすめします。

竹田や国東の山間部で「売れない」と言われました。本当に処分できませんか?

諦める前に2つ確認してください。①大分県の空き家マッチングチーム(NPO法人空き家サポートおおいたが運営)に登録すれば、移住希望者から逆引きで問い合わせが入る可能性があります。②解体補助(日田100万円、佐伯離島90万円、由布50万円など)を活用して土地化すれば、農地・原野として売却・寄付の道もあります。「売れない」のは状態と窓口の組み合わせ次第。LINEで状況をお聞かせください。

まとめ:大分県の空き家、こう動かす

  1. まずエリア特性を見極める(市街地 vs 温泉地 vs 中山間・半島・離島で戦略が変わる)
  2. 市町村の補助金を確認(日田100万円・佐伯離島90万円・別府購入30万円など独自色が強い)
  3. 物件状態を客観的に把握(県外なら写真+レポートを依頼、温泉物件は源泉権確認)
  4. 売却・賃貸・解体・引取の選択肢を比較(藤本が一緒に整理)
  5. 動く(大分市 2〜3ヶ月 / 中山間・離島 6ヶ月〜1年)

「相続したけど、どこから手をつければいいかわからない」という段階で大丈夫です。状況整理から一緒に始めましょう。

💬 大分県の空き家、LINE で一言ご相談ください

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この記事を書いた人

大阪出身の38歳。
日本全国にいる空き家の扱い・処分にお困りの方々に空き家の有効活用する方法をご提案しています。
趣味は旅行とワインです。

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