💡 この記事でわかること
島根県の空き家事情を「補助金・解体費用・売却相場・空き家バンク・活用法」の5軸でまとめた2026年最新ガイドです。県内主要市町(松江市・出雲市・浜田市・益田市・大田市・安来市・江津市・雲南市・隠岐の島町ほか)の解体・改修・購入補助金は公式情報から具体額・URL付きで掲載。「相続したけど現地に行けない」「離島の家をどうすれば」という県外オーナーの方は、最後の「LINE で藤本に一言相談」までご活用ください。
島根県は、全国でも空き家率の高い県のひとつです。総務省の最新統計では空き家率17.05%(全国13位)、前回調査より3,100戸増加して 過去最多の36,300戸 に達しました。「東部(出雲)/西部(石見)/隠岐諸島」の三極構造を持ち、それぞれ事情がまったく違います。
特に 江津市28.33%、大田市の放置空き家率22.67% など、石見地域の空き家集積は深刻。一方、松江市・出雲市の中心市街地では中古戸建ての流通が成立しており、「島根だから売れない」と決めつけるのは早計です。このページでは エリア別の判断材料を整理しました。
島根県の空き家の現状(数字で見る2026年)
総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査」によると、島根県の空き家事情は次の通りです。
| 指標 | 島根県 | 全国順位 |
|---|---|---|
| 空き家率(全体) | 17.05% | 13位(=高い方から) |
| 空き家数 | 36,300戸 | 過去最多 |
| 前回(2018年)比 増減 | +3,100戸 | +1.68ポイント上昇 |
| 全国平均 | 13.84% | — |
島根県の空き家率は 全国平均を3ポイント以上上回り、しかも増加傾向。背景には人口減少(2025年4月時点で約63.8万人)と高齢化、世帯の単身化があります。

集積エリア(空き家率の高い市町村)
| 市町村 | 空き家率の特徴 |
|---|---|
| 江津市 | 28.33%(県内最高、石見西部) |
| 大田市 | 放置空き家率 22.67%(県内最高、石見銀山エリア) |
| 雲南市 | 過疎進行、中山間地に空き家集積 |
| 浜田市 | 石見の中核市、海沿いと中山間で二極化 |
| 益田市 | 県西端、山口県境エリア |
| 隠岐の島町 | 離島、買い手アクセス課題あり |
| 美郷町・邑南町・吉賀町 | 山間部、過疎進行 |
逆に 松江市・出雲市の中心市街地 は、中古住宅市場が成立しており流動性があります。特に出雲市は出雲大社を核とした観光需要と、I/Uターン希望者の流入で「売れる物件は売れる」状態。「石見・離島・中山間 vs 東部都市圏」の構図で戦略がまったく違います。
[出典: 総務省 令和5年住宅・土地統計調査 / ダイヤモンド不動産]
島根県で使える空き家補助金(市町村別・2026年版)
島根県は 県の建築住宅課が空き家対策の総合窓口 となり、市町村の補助金一覧(しまね住宅関連補助・助成事業)を取りまとめています。実際の補助金は 市町村ごとに窓口・上限額・条件がまったく違います。
⚠️ 補助金は予算枠と先着順が基本
多くの市町村で「年間〇件まで」「予算上限に達し次第終了」「年度ごとに条件変更」が一般的です。下表は2026年5月時点で確認できた最新情報ですが、申請前に必ず**市町村窓口の最新告示**をご確認ください。**特に解体補助は工事契約前の申請が必須**で、契約後の申請は対象外になります。

主要市町の補助金まとめ
| 市町村 | 解体補助 | 改修・購入補助 | 公式URL |
|---|---|---|---|
| 松江市 | 中古木造購入後の同一敷地建替え解体 上限50万円(補助率2/3)/UIJターン 上限55万円(補助率70%) | 中古木造改修補助あり | 松江市公式 |
| 出雲市 | 老朽危険空家等除却支援 上限100万円(除却費の4/10) | 中古住宅改修補助あり | 出雲市公式 |
| 浜田市 | 特定空家等除却促進 上限50万円(除却費の4/10) | 寄附申出制度(要件あり) | 浜田市公式 |
| 益田市 | 老朽危険空家等除却支援(事前調査→判定→申請) | 改修補助あり | 益田市公式 |
| 大田市 | 老朽空き家除却支援あり | 移住者改修補助あり | 大田市公式 |
| 安来市 | 老朽危険空き家除却補助 | 中古住宅取得・改修補助 | 安来市公式 |
| 江津市 | 老朽危険空家除却(県内最高空き家率対策) | 移住者向け改修補助 | 江津市公式 |
| 雲南市 | 老朽空き家除却補助 | 「まちの学校」等活用支援 | 雲南市公式 |
| 奥出雲町 | 老朽危険空き家除却 補助あり | 移住定住補助 | 奥出雲町公式 |
| 隠岐の島町 | 老朽危険空き家除却補助 | 空き家・空き地バンク連動の改修補助 | 隠岐の島町公式 |
- 出雲市は上限100万円と県内でも手厚い解体補助。老朽空き家の処分なら出雲市は動きやすい
- 松江市はUIJターン者向けの加算(上限55万円、補助率70%)があり、移住者連動型
- 浜田市・益田市・大田市は石見地域で除却補助が中心、空き家率対策が背景
- 隠岐の島町は離島ゆえ運搬費が嵩むが、自治体補助で実質負担を軽減できる
解体したいなら出雲・松江、移住活用なら全市町、で動き方が変わります。LINE で物件の所在地と状態を伝えていただければ、最適な制度をご紹介します。
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島根県ならではの空き家活用法(出雲・石見・隠岐の三極戦略)
島根県の活用ルートは、出雲(東部)/石見(西部)/隠岐諸島 の地域特性によって戦略が変わります。

- ① 出雲エリア(松江・出雲・安来・雲南):出雲大社・松江城・足立美術館などインバウンド観光需要が強く、ゲストハウス・民泊・観光関連事業の活用余地あり。山陰本線・伯備線で岡山・広島からのアクセスも確保され、二地域居住の受け皿として人気上昇中。
- ② 石見エリア(浜田・益田・大田・江津・邑智郡):石見銀山(世界遺産)周辺は古民家リノベの宝庫。大森地区では伝建保存型のリノベ事例が成功例として知られる。移住者向け改修補助+空き家バンクの組合せで動きやすい。漁業・農業との半農半X志向の移住者と相性が良い。
- ③ 隠岐諸島(隠岐の島町・海士町・西ノ島町・知夫村):海士町の「ないものはない」町づくりが全国的に有名。離島ながら教育移住・地域おこし協力隊・関係人口の受け皿として独自の生態系を持つ。古民家を改修した宿泊施設、シェアハウス、サテライトオフィス用途で動かせる物件あり。ただしフェリー運賃と建材搬入コストが本土の1.5〜2倍。
特筆すべきは 雲南市の「まちの学校」。空き家を改修して多世代の学びと交流の拠点に転用する取り組みで、地域おこし協力隊と連動した成功事例として注目されています。「単に売る/壊す」以外の選択肢が島根には豊富にあります。
また、奥出雲町の 「おくいずも暮らしメモ」 空き家バンクは、移住希望者と空き家所有者をつなぐ独自のポータルとして機能。地域おこし協力隊3年活動→定住→空き家購入 という「移住前提パイプライン」が確立しているため、適切な物件は速いペースでマッチングします。
[出典: くらしまねっと / おくいずも暮らしメモ]
島根県の解体費用相場
島根県は 全国平均よりやや割安〜同等の解体費 が一般的です。

| エリア | 木造解体 坪単価目安 | 30坪換算 |
|---|---|---|
| 全国平均(木造) | 30,000〜50,000円/坪 | 90万〜150万円 |
| 島根県内 主要市街地 | 32,000〜45,000円/坪 | 約 96万〜135万円 |
| 中山間地(雲南・邑智郡など) | 35,000〜50,000円/坪 | 約 105万〜150万円 |
| 隠岐諸島 | 50,000〜70,000円/坪 | 約 150万〜210万円 |
地方部・中山間地で割高になる理由は4つ:
- 重機搬入路が狭く、道路整備の追加費が発生する
- 中山間地は廃材運搬距離が長く、産廃処理費が上乗せ
- 解体業者の数が限られるため、競争原理が働きづらい
- **隠岐諸島はフェリー輸送費が建材・廃材双方にかかる** (これが最大の上乗せ要因)
裏を返せば、松江市・出雲市の中心市街地なら全国平均の坪3万円台で済むケースもあり、出雲市の 解体補助上限100万円 を組み合わせれば実質負担を大きく抑えられます。
特に 隠岐諸島は本土の1.5〜2倍(廃材フェリー輸送費・重機海上輸送費・作業員宿泊費が上乗せ)になるため、「隠岐は安く解体できる」というイメージは現実とは違います。離島の物件は解体より「現状渡しでの売却」「島内事業者への譲渡」を先に検討するのが基本戦略です。
[出典: 解体無料見積ガイド / 株式会社上池解体興業]
島根県の中古戸建て売却相場
島根県は 全国平均より割安、ただし松江市・出雲市は流動性あり が特徴です。

| エリア | 中古一戸建て売却相場 | 備考 |
|---|---|---|
| 島根県全体 | 約 1,280万円 | 建物125㎡、土地259㎡、築44年(中央値) |
| 松江市 | 約 1,625万円 | 建物117㎡、土地224㎡、築36年。前年比+12.1% |
| 出雲市 | 約 1,280万円 | 建物129㎡、土地235㎡。観光・移住需要で底堅い |
| 浜田市・益田市 | 500万〜900万円 | 石見地域、流動性は緩やか |
| 江津市・大田市 | 300万〜700万円 | 空き家率高、買い手探しに時間 |
| 隠岐の島町 | 200万〜500万円 | 離島、買い手アクセスが課題 |
松江市は前年比+12.1% と上昇傾向が鮮明。出雲大社・足立美術館の観光圏+山陰中央拠点の経済需要が下支えしています。一方、石見地域・離島は売却に時間がかかり、空き家化リスクが顕在化しています。
⚠️ 石見地域・離島は「売却」より「譲渡」も視野に
江津市・大田市・隠岐諸島では、買い手がつかず長期化するケースが目立ちます。**「家いちば」「空き家バンク」での0円譲渡、移住希望者への低額譲渡** といった選択肢を最初から並行検討する方が、結果的に早く片付くことが多いです。固定資産税を払い続けるコストを考えれば、「赤字で渡す」判断の方が合理的なケースもあります。
[出典: SUUMO 島根県相場 / SUUMO 松江市 / SUUMO 出雲市]
島根県の空き家バンク
島根県は 「くらしまねっと」(しまね移住情報ポータル) が県内市町村の空き家情報を一元的に集約しています。県統合ポータルが機能している点で、空き家所有者・移住希望者双方にとって動きやすい県です。
- くらしまねっと(しまね移住情報ポータル): 市町村の空き家情報一覧 — 県内19市町村を網羅
- 隠岐の島町 空き家・空き地バンク: 公式サイト(アットホーム連携)/窓口:地域振興課定住推進係 08512-2-8570
- 奥出雲町「おくいずも暮らしメモ」: 移住・定住・就職・子育て情報と一体化した独自空き家バンク
- 海士町・西ノ島町・知夫村: 隠岐4町村は離島連携でI・Uターン受け入れ実績豊富
- 大森町・大田市: 石見銀山世界遺産エリアの古民家バンクあり(伝建保存対応物件中心)
東部の松江市・出雲市は 不動産仲介市場が成立 しているため、空き家バンクと並行して 一般仲介での売却 も実現可能。石見・離島は バンク経由+移住者ネットワーク が主流ルートです。
💬 バンク登録の前に「藤本に物件状態を見てもらう」のもおすすめ
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島根県で空き家を相続・処分する基本フロー

親や親族が亡くなり、空き家を相続したことを知る。
2024年4月1日から相続登記が義務化されました。相続を知った日から3年以内に法務局へ申請しないと、10万円以下の過料の対象になります。松江地方法務局が県内全域を管轄。隠岐諸島は西郷支局が窓口。
現地に行けない場合、近隣親族・地元業者・藤本などに依頼して「写真+簡易レポート」を取り寄せる。離島物件は特にフェリー往復1日仕事になるため、現地調査の段取りが重要。
売却(仲介・買取)/賃貸/空き家バンク登録/解体(補助金活用)/無料・有償譲渡 の中から、エリア特性に合うルートを選ぶ。松江・出雲は仲介ルート、石見・離島はバンク+譲渡ルートが基本。
専門家(司法書士・税理士)と業者のネットワークを使って、東部都市圏なら最短2〜3ヶ月、石見・離島は4〜6ヶ月で完了。
⚠️ 島根県の中山間地・離島は登記未了の旧家が多い
親の代・祖父母の代の登記が未了のまま空き家になっているケースが島根では珍しくありません。**先祖名義のまま放置→相続人が10人以上に分散** という状況も実在します。簡易な救済として **相続人申告登記**(相続人であることを法務局に申し出るだけで義務履行とみなされる制度)が利用可能ですが、根本解決には司法書士による戸籍収集と遺産分割協議が必要です。早めの着手をおすすめします。
[出典: 松江地方法務局 / 島根県司法書士会]
島根県の空き家相談先一覧

- 島根県 建築住宅課(空き家対策担当):県の総合相談窓口、市町村連絡先案内、補助金制度一覧の発行
- くらしまねっと(しまね移住情報ポータル):移住・空き家・定住情報の県統合ポータル
- 各市町村の建築指導課・空き家対策担当課:補助金申請・空き家バンク登録の実務窓口
- 松江地方法務局:相続登記の支援・無料相談(隠岐諸島は西郷支局)
- 島根県司法書士会:相続・名義変更の無料相談(要予約)
- 島根県宅地建物取引業協会:売却・賃貸の仲介業者選定の相談
藤本(空き家処分・活用ナビ運営)は、全国の空き家所有者から個人ベースで相談を受けています。島根県の物件についても、これまでに「県外オーナー × 現地に行けない」「隠岐諸島で買い手がつかない」「江津・大田の古民家で解体か活用か迷っている」「松江の実家を相続したが東京から動けない」といったケースを多数対応してきました。
大手不動産業者が扱いにくい物件(築古・狭小地・接道なし・離島・中山間地・伝建保存対応)こそ得意領域。LINE のひとことで OK、急かしません。状況整理から一緒に考えます。
💬 島根県の物件、まずは LINE で藤本に状況を伝える
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島根県の空き家でよくある質問
県外在住で物件を見に行けません。それでも相談できますか?
はい、むしろそういう方こそご相談ください。藤本が直接現地に伺うか、地元の連携業者から写真・簡易レポートをお取り寄せします。LINEで状況をお伝えいただければ、次に何をすべきか整理してお返事します。隠岐諸島の物件についても、フェリー便を組んだ現地調査の手配が可能です。
江津市・大田市の古民家で買い手がつきません。どうすれば?
石見地域は空き家率が高く、一般仲介ルートだけでは長期化することが多いです。**「家いちば」での0円譲渡、空き家バンク経由の移住者マッチング、地域おこし協力隊OB/OGネットワーク** といった複線ルートを並行で動かすのが現実的です。**石見銀山世界遺産エリアの物件は伝建保存型リノベ需要がある**ため、エリア特性に応じた打ち手があります。状況を見せていただければ最適ルートをご提案します。
隠岐諸島の家を相続しました。解体すべき?
隠岐諸島は **解体費が本土の1.5〜2倍** かかるため、解体を最初の選択肢にすべきではありません。**島内事業者・移住者への現状渡し譲渡、隠岐の島町の空き家バンク登録、海士町・西ノ島町など他町村の関係人口ネットワーク経由** での処分が現実的です。固定資産税負担と解体費を比較し、長期保有 vs 早期譲渡のシミュレーションも含めて整理しましょう。
- まずエリア特性を見極める(出雲=流動性あり/石見=活用ルート/隠岐=譲渡優先で戦略が変わる)
- 市町村の補助金を確認(出雲市100万円、松江市UIJ55万円など、上限と要件は市町ごとに大差)
- 物件状態を客観的に把握(県外なら写真+レポートを依頼、離島は段取りが鍵)
- 売却・賃貸・解体・譲渡の選択肢を比較(藤本が一緒に整理)
- 動く(東部 2〜3ヶ月 / 石見・離島 4〜6ヶ月)
「相続したけど、どこから手をつければいいかわからない」という段階で大丈夫です。状況整理から一緒に始めましょう。
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